2011年9月14日水曜日

.cdrファイルをSVGファイルに変換する

以前私は、年賀状の作成とかステッカーの自作などにコーレル社のCorelDRAW Essentials 3を使用していました。
最近は、専らInkspaceしか使っていませんが、CorelDRAWを使って作成した.cdrファイルを編集したいと思いました。しかし現Inkscpae 0.48.2では、.cdrファイルを直接読み込んだり、フォーマットを変換できません。
そこで調べてみると、な、なんと、OSSでフォーマットを変換できるツールが存在することが、判りました。

その名は「UniConverter 1.1.5」です。
これは、「sK1」というプロジェクトの一環で作成されているツールのようです。
早速ダウンロードして、使ってみると・・・

ばっちり、SVGファイルに変換できました。
いやー、良かったです。

UniConverterは、SVGだけでなく、AIファイルやWMFファイルへも変換可能とのことです。
ちなみにインポートできるファイル形式は、次の通りです。
  • CorelDRAW ver.7-X3,X4 (CDR/CDT/CCX/CDRX/CMX)
  • Adobe Illustrator up to 9 ver. (AI postscript based)
  • Postscript (PS)
  • Encapsulated Postscript (EPS)
  • Computer Graphics Metafile (CGM)
  • Windows Metafile (WMF)
  • XFIG
  • Scalable Vector Graphics (SVG)
  • Skencil/Sketch/sK1 (SK and SK1)
  • Acorn Draw (AFF)
エクスポートできるファイル形式は、次の通りです。
  • AI (Postscript based Adobe Illustrator 5.0 format)
  • SVG (Scalable Vector Graphics)
  • SK (Sketch/Skencil format)
  • SK1 (sK1 format)
  • CGM (Computer Graphics Metafile)
  • WMF (Windows Metafile)
  • PDF (Portable Document Format)
  • PS (PostScript)

CorelDRAWユーザは少ないと思いますが、UniConverterを利用すれば、Inkspaceに乗り換えても、過去の資産が無駄にならないみたいですよ。

さらに、UniConverterのパッケージをインストールすると、「Inkscape patch script」というスクリプトも一緒にインストールされました。これは、InkscapeからUniConverterを使えるようにするスクリプトみたいですが、未だ試していません。後日試してみたいと思います。