2011年8月6日土曜日

上級救命講習を受講しました

2011年8月6日、成城消防署にて実施された、上級救命講習を受講しました。

2011年6月25日に救命講習(普通2)を受講した際、その上のレベルの講習があることを知って、受講したいと思い、申し込んでいました。

受講してみて判った、救命講習の普通2と上級の大きな違いは、次の通りです。

(1) AED(自動体外式除細動器)の実習を、成人の人形に加えて、小児の人形でも行う
(2) 心肺蘇生の実習を、成人の人形に加えて、小児と乳児の人形でも行う
(3) 三角巾の取り扱いの実習がある
(4) 搬送法の説明が長い

実際の講習は、午前9時~午後4時半ぐらいまででした。途中のお昼休みは1時間で、1~2時間に一度10分間ぐらいの休憩がありました。丸一日がかりの受講なので、ちょっとしんどいですね。
今回は30名ぐらいの参加でしたが、1/3強は女性の参加者だったと思います。

講習の最後に、上級救命技能認定証を頂きました。実物はこんな感じです。

上級救命技能認定証


8月2日の午前に練習中に突然倒れ、心肺停止の状態になった松田直樹選手のことは、ほんの数日前の出来事です。当時、松田選手が練習を行っていた練習場(梓川ふるさと公園)には、AEDが設置されておらず、チームも所有していなかったと報道されていました。
このことがきっかけで、AEDの設置が促進されるように思います。

本日の講習中に次のようなお話を聞きました。東京消防庁の調べでは、平成21年度にバイスタンダー(救急現場に居合わせた人)が心肺停止の人にAEDを使用した結果、命が救われた人の割合は76%にものぼるそうです。

まだAEDの操作方法が判らない方や操作に不安のある方は、まずは普通2の救命講習の実習で十分と思いますので受講をお勧めします。